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【中央区】光と金魚が織りなす幻想水族館「アートアクアリウム」

「アートアクアリウム」というイベントをご存知でしょうか?東京では2010年より開催されていて、今年も7月~9月にコレド室町で「江戸・金魚の涼&ナイトアクアリウム」というテーマで行われました。

友人よりとてもきれいだよ!と強く勧められて訪れると、そこには光と金魚による幻想的な世界が広がっていました。

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「アクアリウム」とは、各種の水棲生物を飼育するための施設・設備を指します。大規模な水族館の水槽しかり、一般家庭のコンパクトな水槽まで、広義には金魚鉢もこれにあたります。

底に小石などを敷き、水草と濾過装置を備えて…といった感じで生き物をお迎えする、とイメージしていただければ良いかと思います。

アートアクアリウムでは、この「水槽」全体をアートに演出しちゃおう、といった試みです。照明が抑えられた会場に入ると、まず壁に埋め込まれた小ぶりな水槽が並んでいました。

この中にはさまざまな金魚が種別ごとに飼育されており、ベーシックな和金から琉金、出目金、ランチュウ、色も赤、黒、斑に更紗ととても華やかです。

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この水槽には数十秒で色が変わる照明が当てられており、これが水槽内を自由に泳ぐ金魚と共に「その時しか見れないアート」と生み出しています。循環装置の水泡やゆらめく水草も色を添え、小さい水槽をいつまでも眺めたくなってしまいます。

照明があまりにも鮮やかなので、金魚は大丈夫なのかしら?と少し心配にもなりますが、このイベントではプロによって金魚の飼育管理を徹底しているとのことでした。

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次のエリアは形や装飾にも凝った水槽が並んでいました。イベントのシンボルでもあるロータス(睡蓮)形の大水槽、水晶のようなドームの水槽、凹凸レンズを持つ水槽、流水をともなう地球儀デザインの水槽…今度は同じコイ科のニシキゴイも登場します。

水槽内の敷石に色とりどりのビー玉が使われたり、水槽の周りには天井からのれんやすだれのように垂れたクリスタルや、江戸の雰囲気を出す朱の鳥居もセットされ、水槽内だけでなく場内の照明も色が次々と変わり…とても華やかな景色にうっとり。

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こんな感じで各人が「一瞬のアート」を楽しむ…というコンセプトなので、場内の撮影が自由です(動画及びフラッシュ使用は禁止です)。みなさん思い思いのスポットで、その時だけの素敵なアートを写真におさめていました。

2015年のアートアクアリウムは、東京と長野、広島で行われました。10月現在では沖縄と京都で開催中で、どこも地域に合わせたテーマに内容を変えて行われています。

来年の東京開催や、これから各地で行われるだろうアートアクアリウムへ、近隣で開催される際はぜひ訪れてみてください。想像を超える幻想的な景色があなたをお待ちしていますよ。

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