現代建築

【上野】見学だけでも十分楽しめる!明治のレンガ建築が素晴らしい「国際子ども図書館」

国際子ども図書館

上野駅から上野公園を15分ほど歩いた場所に、ロマンあふれるレンガ建築の建物「国際子ども図書館」があります。子供の本を集めた、国立の児童書専門図書館です。

このレンガの建物は明治39年(1906年)に帝国図書館として建てられました。2000年に国際子ども図書館として生まれ変わり、2002年の改修では建築当時の漆喰装飾などが精巧に復元されました。見どころがたくさんありそうな図書館を早速見学してみます。

国際子ども図書館

建物は明治期に建てられたレンガ棟と2015年に新設されたアーチ棟とに分かれています。まずレンガ棟を見学!1階は小学生までの子どもを対象とした本がある部屋が並んでいます。授乳室もあり、ベビーカーを押した家族連れの方が多くみられました。

カフェテリアが中庭に面してあります。

カフェテリア

カレーが410円。日替わりランチは620円と720円のものがあり、ホットコーヒーは210円と全体的にリーズナブル!カウンター席、テラス席などがあり、こちらで食事ができます。

テラス席

2階には大階段を昇って向かいます。鋳鉄(ちゅうてつ)製の手すり部分が非常におしゃれです。大きな窓からは日差しが存分に差し込みロマンあふれる空間です。

大階段

2階の階段を昇って右手は児童書ギャラリーになっています。

児童書ギャラリー

この中では江戸時代から現代にいたるまでの絵本・児童書を手に取って読むことができます。普通の図書館ではお目にかかれないような貴重な書籍が並んでいます。

左手には調べものギャラリーがあります。こちらは中高生の調べものに役立つような資料が並んでいます。

調べものギャラリー

大階段で3階に向かうと、天井の装飾が目に留まりました。こちらの建物の各所で漆喰装飾が見られます。一つ一つが職人さんの手作りでさまざまな模様があり見どころのひとつです。

天井の装飾

それからこのシャンデリア。100年前からここにあったもの。100歳ですが現役です!

シャンデリア

3階の左手には大きなホールがあり、ここは図書館を紹介するコーナーとなっています。

大きなホール

外側の大きな窓の装飾を間近で見られるスペースもあります。豪華ですね。

窓の装飾

3階の中央部分は本のミュージアムと呼ばれるスペースがあり、ここではさまざまな展示会が行われています。この中も柱や天井の漆喰装飾が見どころです。

漆喰装飾

一度2階に戻ると隣のアーチ棟に繋がっています。レンガ棟とうって変わってアーチ棟は現代的な作り。

アーチ棟

児童書研究資料室となっており、入館には利用者カードが必要です。また荷物はコインロッカーに預け、持ち込み可能なのは透明なビニール袋に入るものだけです。

コインロッカー

アーチ棟からレンガ棟を見ると、表はレンガ造りですが、裏側は現代的ですね。

レンガ棟の裏側

見どころが非常に多い国際子ども図書館。子どもだけでなく大人も楽しめるスポットでした。

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